頻尿・尿意切迫症候群の治療方法

　頻尿・尿意切迫症候群とは尿流動態検査で排尿筋過活動が疑われる症状だが、原因となる感染や何らかの疾患が証明されない場合をいう。

　頻尿・尿意切迫症候群の治療方法について紹介します。

頻尿・尿意切迫症候群の治療方法1：膀胱水圧拡張術

　診断と同時に治療目的で行っています。麻酔下で、一定の圧力をかけながら膀胱に生食をためていきます。

頻尿・尿意切迫症候群の治療方法2：膀胱内薬液注入療法

　レジフェラトキシン、PPS（Pentosanpolysulphate sodiuｍ）、DMSO（Dimethyl sulfoxide）、ボツリヌストキシンなどの膀胱内注入療法がありますが、現段階では保険適応ではありません。

頻尿・尿意切迫症候群の治療方法3：内服治療

　抗うつ薬、鎮痛薬、抗ヒスタミン薬、抗アレルギー薬、抗菌薬などを症状にあわせて処方しています。しかし、内服治療だけでは症状の改善が困難な患者さんもいます。